平池公園の柳の木にクマゼミがいた。幾日前に殻を抜け、生まれ出たのか?しっかりと幹に掴り鳴いている。いったいいくらいるのだろうか?割れんばかりの声である。
なんじゃ一句: 蝉の声割れんばかりに野を駆ける


蝉の飛び出した抜け殻はじっと幹に掴まっている。蝉が息たえ地面に落ちても抜け殻はじっと幹に掴まっている。
なんじゃ一句: 空蝉の姿に益して命知る

朝外に出て新聞を取りに行った
冬はメダカも底に沈みまったく見えないのが悲しい
鉢を見るとうっすらと氷が張っていた
その鉢の隅に綿毛がくっついてしまった
どうするすべも無くくっついている
綿毛を氷から脱出させようと摘んだ
でも取れたのは白い浮いた綿毛だけ
なんじゃ1句: 初氷メダカの鉢に何故綿毛

すぎさんから素敵な1句いただきましたので紹介します
すぎさんの1句: 心ある人に出会える種の旅

種と一緒に白い羽を手にとって
近くの土に返してやった
朝霧の流れ、朝露の表情に見入りながらふと山際に目がいった。そこにぽつんと柿木が朝霧に霞んで薄紅色の実をぽつぽつと付けているではないか...

なんじゃ一句: 柿木や遠く霞みて薄紅の実
野辺の花...ヒメジョオン(姫女苑)
2006.11.07の朝露、すこし大きく見てください。

なんじゃ一句: 朝露に潤いみなぎる野辺の花
種類が分からないので調べたがやはりはっきりとは分からない。違っているかも知れないが、カトリヤンマのようだ。
朝、庭に出ると目の青い綺麗なやんまがすいす~い飛んでいた。飛んでる赤トンボは何度も映そうとしたが無理だった。しばらく気持ちよさそうに飛んでいる姿を見ていた。そろそろ、家の中にはいろうとした時、何を思ったか、やんまが木の葉の中に休んだのだ。疲れたのかな?でも、近づくとパッと飛んでいくんじゃと・・・でも、近づいてみた。逃げない。デジカメ取りに・・・そのまま居てくれ・・・急いだ。葉に中を見た。居た!待っていてくれた。逃すのもかとシャッターを切る。いろんな角度での撮影のOKが出たみたいでいっぱい撮れた。いい朝だった。

なんじゃ一句: 散歩する美人やんまも色直し

2006.09.07 朝から小雨、止んでは降るの繰り返し、おかげで気温は下がったがなんとも晴れない一日であった。
なんじゃ一句: 夏ごおり麦茶の海に愛の形
発見した瞬間 これはなんでしょう?
ハートの氷が麦茶の中に出来ていたではありませんか!
一夜のうちにハートになった。決して最初からハートの形ではなかった。大きく割った氷をいくつか入れておいただけなのだ。見てあっと驚いた。写真に撮ると綺麗に輝いた。

愛の結晶を取り出して身近にあるものを背景に撮って見た。{パートⅠ}

愛の結晶を取り出して身近にあるものを背景に撮って見た。{パートⅡ}

暑い中にもすがすがしさを感じた一日であった。
2006.09.03 晴れ すがすがしい朝
ようやくこの26日からほころび咲き始める。おっそ!でも勢いよく天に向かい突き出す。
27日の朝薄曇の様子だが、朝陽に向かい、朝陽にそむけ、突き出す百日紅ごらんアレ!
朝陽に向かい

朝陽にそむけ

なんじゃ一句: 夏忘れ秋風に咲く百日紅
いつも、KenJr.と一緒に行くため池にちいちゃないのちを見る。
なんじゃ一句: 夏の池息づくいのち可愛いな
水が減り、出来た地面に草花が萌え、残った水面にミズスマシ、露出した岩にシオカラトンボ、クチナシが息づく・・・
その1 ちっちゃな花<高さ10Cm程度・毛先のような茎・ポツポツと咲く黄色い花びら>
なんじゃ一句: 萌える花近くに見れば美人なり

その2 ミズスマシ<水面を這い・瞬間移動・ちっちゃな波紋>
なんじゃ一句: すまし顔ちっちゃな波紋ス-イスイ

その3 シオカラトンボ<岩に張り付く・近づくとふわっと飛び・すいっと流れる>
なんじゃ一句: ピタリつく岩肌ひんやり寝るトンボ

その4 クチナシの葉<今年生えてきたクチナシの木・背丈は15cm程度か・初々しい>
なんじゃ一句: 初々しいクチナシ育ち醸す香か

KenJr.も楽しそうだ
なんじゃ一句: よく見ればちっちゃな姿あちこちに
夕暮れ時の桜の木を原点に素敵な情景
見上げれば、雲を縁取る茜の繊細な線
なんじゃ一句: 見上げれば雲を縁取る茜いろ

上を見れば、桜の木の先端にアゲハチョウがとまった。
なんじゃ一句: 桜の葉休むアゲハに茜雲

桜の木の枝にアブラゼミ発見

動くぞ

鳴くぞ

もっと激しく
なんじゃ一句: 茜ぞらさくら葉揺らぐ蝉の声

もう遅くなったので、いつものルートを止め、ゆっくりと村の周回道路を行く。田んぼのイネがかなり実を膨らませてきている。周回道路ももう半分過ぎ、西の空がはっきりしてくる。陽が落ちかけている。徐々に茜色が増してくる。綺麗だ!
うっとりとしながら、進んで行く・・・そのとき、湖面に茜の空が映り、湖面の水草、さざなみに調和してなんともいえない情景を醸し出す。(今はどこに行くにもデジカメを携帯することにしている)一時のやすらぎを感じている・・・少しの間、KenJr.と観賞する。
なんじゃ一句: 茜いろ湖面に映えて奥深し

そこを離れると少し上りだ。まだまだ、暑く・・・ゆっくりと家路につく。