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オーガニックな感覚(短詩文芸・冠句・川柳・その他)

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素直な自分に自然な気持ちに スローな感覚 ほがらか笑顔

パステルの海に夕陽が沈みゆく

 海に沈む夕陽(2006.10.28に撮影)

 でっかい夕陽を追いかけて、車を海へと走らせた。小走りに急ぐ、釣りに来てそろそろ帰り始める人もいる。海を見ると とんびかな?わしかな?が輪を描きながら、何度も何度も水面の魚を狙う。一枚撮る...時間がない。追いかけっこだ。おかしい、赤みがなくなってきている...小走りに20分ほどでやっと目的の場所に着いた。やはり...雲に隠れていた...

 もう、帰ろうかと頭をたれて階段を降り始めたとき、何気なく見返った。

 雲に隠された夕陽がすこし出てくるではないか...なんともいえない感じだ。海は霧が立ち、淡いブルーになっている。雲間に夕陽の色が射し、薄い茜色を呈している。

 なんとも素適な気分になった。
 
パステルの海に夕陽が沈みゆく_d0051106_20134727.jpg


 なんじゃ一句: パステルの海に夕陽が沈みゆく

 淡いブルーの波を突っ切って船が行く。漁に行くのか...かっこいい!
 
パステルの海に夕陽が沈みゆく_d0051106_201625100.jpg


 夕陽が映し出している茜色のその上に不死鳥のような、白鳥のような鳥の姿が現れる。
 
パステルの海に夕陽が沈みゆく_d0051106_20182997.jpg


 そして、夕陽が沈むと共に、太陽の顔が現れた。まん丸の顔...雲が眉を付けている。沈む夕陽の代わりに見守ってくれているのか...
 
パステルの海に夕陽が沈みゆく_d0051106_20212310.jpg


 淡いブルーは日が暮れるにつれ、深くなっていく。遠くの小島、時々、燈台の灯が見える。小島のはるか上空に三日月がうっすらと見える...素適だ。
 
パステルの海に夕陽が沈みゆく_d0051106_20234484.jpg


 車へと帰りながら、海を眺めていた。ふと、立ち止まり、コンクリートの建物へ行った。中から、細長い窓(といっても、ただ無造作に開けられたコンクリートの隙間)があった。
 
 そこから、覗くをはるか向こうに転々と明かりが見える。これくらいの時間だと普段ではまだ建物が見える位の時だ。窓越しにシャッターを切った。カメラの目には暗かったのでひかった!
 
パステルの海に夕陽が沈みゆく_d0051106_2032497.jpg


 これがこんな感じの写真になっているとは想像もしなかった...

 まるで綺麗に縁取った絵のようだ...自然とカメラが織り成す悪戯か?でも、素適だ。

いつものことながら、どうしてこうもぎりぎりに追いかけっこをするんだろう?もっと、早く来て、ゆったりと待って...そうしたらよいのにと...
 
 
by naochans_organic | 2006-10-29 20:44 | 自然(太陽・山河)

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